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国際クラリネット協会の機関誌『The Clarinet』は、いつもマイケル・ウェブスターという人の「Teaching Clarinet」という記事ではじまる。
10年以上続いているシリーズだが、それこそ「箸の上げ下ろし」までこと細かに指導する、この国(オバマさんの国)のpedagogy好きの典型を見るような記事で、途中まで読んで飛ばしてしまうことが多い。 最新号はクラリオン音域(クラリオンの語源について著者に誤解がある)のイントネーションがテーマ。そこに、ちょっと面白いエピソードが紹介されていた。 ハロルド・ライトは座って吹くのを好み、いつも楽器を膝の間にはさんで演奏していた。 しかしそうすると、Bの音(スロートの上の指を全部ふさいだB)でピッチが下がり、響きもこもってしまう。それを避けるためにライトは、レジスターキーの代わりにスロートAキーを開けて吹いたという。 つまり、通常のBの指で、レジスターキーは開けず、左手人差し指で(その指穴はふさいだまま、同時に)Aキーを開ける。 こうすると、Bの音程がパーフェクトになり、おまけに抜けの良い音質にもなるという。 さっき、帰りの電車の中で読んだので、まだ試してはいない。Try it!
by hornpipe
| 2009-01-19 22:32
| クラリネット
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