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連休中日、赤城山の鈴ケ岳を往復しようと出かけた。
午前9時半に新坂平に車を止め、牧場の入口から登り出す。 と、いきなり、 「この付近で熊が出没しました。注意して下さい」 の真新しい張り紙が……。 今年はブナやミズナラの実が不作で、腹ペコ熊があちこちに出没。犬を連れて散歩していた老人が襲われて亡くなったというニュースも読んだ(犬は何してた?)。 登っていくと、同じ張り紙が50mおきぐらいに木にくくりつけられている。 「ヤダなあ……、いつ出たんだ一体?」 こういう時の単独行は、ちょっと辛いものがある。朝早いからか登山道に人影はないし、先行者がいたのかどうかも分からない(いれば、露払いになるはず)。 張り紙はなおも続く。「ヤダ、ヤダ……出たのはどこなんだ一体?」 出会いガシラが怖いという。登り道での視線はほとんど足元。顔を上げたら、いきなり!……なんて真っ平なので、「エッヘン!」「オッホン!」と空咳を発し続けながら登る。 見晴らしの良い鍬柄山に意外に早く着き、そこから急な下り。鈴ケ岳が行く手にこんもりと見えている。 ↓熊が金太郎と相撲をとりそうな鍬柄山々頂。 かなりの痩せ尾根をゆっくり木の根につかまりながら降りていくと、突然、右手の急斜面から、 「ガサガサ、ザザザー、ドドドッ……」 びくっ! 一瞬、心臓が止まった。 明らかに四足の獣類が駆け下りたような音。小動物とはとても思えない。結構な図体の持ち主でないと、あんな音は出っこないゾ。 「ひ、ひェーー! 出たァ!出たんだァ、よりにもよって!」 ↓この痩せ尾根の右手急斜面から音が聞こえた! へっぴり腰で下を覗いたが、何も見えず、音も止んだ。 心臓バクバク状態で思案する。 「もし本当に見たら腰抜けるかもな。どうしよう? 先行くか? 行けるかお前?」 と、とても行けませんでした (;´_`;)。
by hornpipe
| 2006-11-04 18:02
| 赤城山を歩く
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