カテゴリ
最新の記事
以前の記事
フォロー中のブログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ヴァイオリンの五嶋龍がTV番組でこんなことを言っていた。
「同年代の音楽仲間や友達の前で演奏するのが一番緊張する」 ある意味、ライバルでもある仲間たちの、「ここはどう弾くんだろう、あそこは?」という眼が気になるというのである。日本のジュニアフィルと協演したとき、最初のリハーサルで彼が珍しく緊張したシーンが写し出されていた。 自分の経験でも、今いる市民オケに行き出した頃は、リハーサルから非常に緊張した。何食わぬ顔で演奏している周りの人たちが、「きっと耳をダンボにして俺の音を聴いている!」と思ってしまうと(事実、そうなのだが)、途端に音が震えてしまう。 また、顔見知りだが音は聴いたことがない、という音楽仲間に初めて自分の音を晒すときも、例外なくアガッてしまう。世の中、「ブログやネットでウンチクを垂れる人間ほど演奏は下手」というのが通り相場なので、私など仕事の関係上からもプレッシャーは人一倍になるのだ。 プロのオーケストラ奏者でも似たようなことを言う人は多い。 「プレッシャーの大半は、仲間たちの耳なんだよね」 指揮者のコバケン氏は、「じゃ、どなたか模範演奏をして頂きましょうか」と、その日のエキストラ奏者をわざと指名したりするという。これは相当ワルである。
by hornpipe
| 2005-09-24 15:16
| 音楽一般
|
ファン申請 |
||