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ゲルギエフの爪楊枝につづき、今度はヤルヴィの坊さんLook。
こりゃあ、どう見ても実家の●●寺の若住職に似てる。 http://liveweb.arte.tv/de/video/Steven_Isserlis_hr_Sinfonieorchester_Paavo_Jarvi/ それにしても奇抜だこと。上着のカラーはタキシードの名残を残し、シャツからはカラーを外してしまった。日本の着物か法衣を真似てますよね。誰のデザインだろう? #
by hornpipe
| 2014-01-15 22:52
| 音楽一般
前にも感じたけど、どうもやっぱりフランス国立管弦楽団のアンサンブル能力には疑問符がいっぱいつく。
http://liveweb.arte.tv/de/video/Orchestre_national_de_France_Beethoven_Bartok_Montpellier_Radio_France_Haintik/8451/udwig_van_Beethoven___Sinfonie_Nr__3_Es-Dur__op__55___Eroica_/ 指揮者がハイティンクでもビシッとしない(ハイティンクの指揮はバルトークもベートーヴェンもテンポに推進力がなく、リズムにも今一つキレがない)。 楽器間のタイミングも微妙にズレているし(というか相手を聴いていない)、オケ全体に求心力がないように思える。 #
by hornpipe
| 2014-01-14 23:00
| 音楽一般
某楽器店を訪ねたおり、Y社長がわたしを社長室に引き入れて……、
「最近、こんなリードでクラリネット吹いてますんや」 と言って見せてくれたのは、バンドーレンの「1半」のリード。1半! パラパラッと吹いてみせてくれたその音は、楽器の隅からすみまで鳴りきった音で、とても1半のリードとは思えない。ついこちらも大阪弁になって、 「えー音してますねェ!」 社長曰く(以下、標準語に翻訳します)、 「フルートを吹いてみると、力なんか全然入ってせえへんのです(あ、大阪弁になってもうた)。なんでクラリネットだけ、こんなしんどい思いして吹かなあかんのや、思うてね(もう、勢いにまかせます)。 わしの学生時代なんて、4番のリードつけてやね、思いっきり力入れて吹き込まな鳴らんかった。これはもう、苦行以外のなにものでもないですよ、ほんまに。 そんでいて、子供たちになんか1曲吹いて聞かせよう思うても、なに一つ吹けんのやさかいね。ほんま、このままクラリネットやってたら何一つ楽しいことなんかないんですよ」 うん、分かる分かる。ぼくも長いこと楽器のケース開けるのがしんどかった。楽器を組み立てて、焼き芋のようなマウスピースくわえて、鳴らないリードを無理矢理鳴らして……。 「それでね、もっと楽に吹けないものかと考えて、3番から2半、2半から2とだんだんリード薄くして吹けるようにしていって、今は1半でも吹けるようになったんですよ。これ、具合がいいですよぉ。鼻歌歌うように、なんも力を入れんとも吹けます。フルートなんて、本当にこれくらいの息で吹いてんのやからね。ぼくはこれが本当やと思うんですよ」 と言って渡された楽器を吹いてみると、なんと吹ける、吹ける! しかもストレスゼロ! リコーダーを吹くような感覚で吹けてしまうのであった(私は薄いリードは吹ける方です)。 「それにこれくらい薄いと、もうリードを選ぶなんてことも必要ない。一箱ぜんぶ吹けますよ」 これも確かにそうでした。どれを吹いても鳴り方はそれほど変わらない。 「ライスターさんは、きっとこれより薄いリードで吹いてはる。それであんなえー音出しはるんやから、よほど秘密の奏法があるんやろね」 #
by hornpipe
| 2014-01-12 19:52
| クラリネット
なにげなくクリックしたスカラ座、昨年12月の椿姫公演。
このディアナ・ダムラウという人のヴィオレッタ……、これ以上のものがあるのかと思うほど凄い。歴史的名演に立ち会ったような感動を覚えました。 http://liveweb.arte.tv/de/video/La_Traviata_in_der_Mailander_Scala/ それと、「歌う」ことでは、今やスカラ座のオーケストラの右に出るオケはないのではないかとも……。 歌いまくりつつ、場面転換に即応する機動力の高さ、そしてそのサウンドが良い意味でとっても軽く、明るく、メリハリがある(途中で出てくるバンダの演奏など、典型的です)。自分が演奏家だったらこんなスタイルをめざしたい。 追伸 YouTubeにあるダムラウのこれも必聴。歌唱力だけでなく演技力の凄さといい、彼女は間違いなく現代のディーヴァです。 http://www.youtube.com/watch?v=oByViX0t-IE これは、バーンスタインのキャンディードからのアリア。序曲をやったことのある人にはおなじみのメロディが出てきます。 #
by hornpipe
| 2014-01-04 19:38
| 音楽一般
亀井良信さんのドビュッシー「ラプソディ」(ソロCD)を聴いていて、気づいたことがある。
冒頭の断片的なモチーフによる序奏が終わり、ピアノのたゆたうような伴奏に乗ってクラリネットがテーマを歌い出すが、その5小節目からクラリネットのメロディは上昇していき、上のD♭(記譜音)で<>の抑揚を経たあと、音域をそのまま維持して練習番号2のPoco mossoに流れ込む。 この部分、5小節目からの上昇パッセージ(下の譜例の赤で囲んだところ)で、多くの人はこらえきれずに(?)早めにクレッシェンドしてしまうのだが、亀井さんは楽譜どおり上のCの音まで決してクレッシェンドしない。 亀井さんのこの演奏からは、単に楽譜どおりに演奏するという以上の意味が感じとれる。 それはすなわち、この曲では「夜がいつ明けるのか?」という問題である。 「ラプソディの解釈には自信をもっている」と自認する某クラリネット奏者のCDを念のために聴いてみたら、ライブ録音のせいもあるのか、練習番号2にいたるまでの間で楽譜にはないアゴーギグや<>がいろいろ出て来て、「うっとりと」と作曲者が冒頭に指示したことからイメージされる朦朧としたムードを出すには、やや表情過多の印象を受けた。 この部分は、夜が明けるまでの薄明の状態を描いているのではないだろうか。 まだ夜が開けないうちに蠢動をはじめる鳥たち(冒頭のモチーフ)や、朝の大気が揺れながら安定していく(テーマ)さまを、ドビュッシーは淡彩の絵筆で描くようにして表現しているように思える。 亀井さんの演奏は、そうした情景にぴったりと寄り添った演奏で、ディナミークの変化を抑制し、夜明け前の大気をかき乱すようなことは決してしない。 では、どこでこの曲の夜が明けるのか? 言うまでもなく、練習番号2、ニ長調に転調したところだろう。 この部分、亀井さんの演奏はじつに効果的だ。転調する1小節半前のB♭が経過的なBナチュラルに移行し、その同じBナチュラルがニ長調の六度の音に転換するというトリック……、暁の光がみるみる空を明るくし、一筋の光が差して一瞬にして夜が明けるさまを、氏の演奏はみごとに表現しているように思う。 ついでに言うと、亀井さんは経過音のBより、次のアウフタクトのBを高めに演奏し、薄明から夜明けへの転調をより効果的にしているようにも聞こえるのは、私の思いすごしだろうか? #
by hornpipe
| 2013-12-28 10:02
| クラリネット
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