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世の中、こんなクラ吹きを放ってはおかないと思う。スウェーデンのクラリネット奏者、マルティン・フレスト。
10年ほど前から、BISレーベルのソリストとして名前は知られていたけれど、ここ数年のバケ方は本当にすごい! もともと踊れた人なのか、キャラを立たせるためにマスターしたのか? 踊りのレベルも半端じゃなく(ローラースケート履いて演奏したりもする)、完全にフレストWorldを作り上げてしまっている。 http://jp.youtube.com/watch?v=5d21HMq3ir0&feature=related クラリネットのテクニックも21世紀的だ。現代奏法が現代奏法から離れて、民族音楽にまで行っちゃいそうだし、反面、クラシック音楽は誰よりもまっとうに演奏してみせる。 その昔、チャールズ・ナイディックが日本デビューしたとき、シュトックハウゼンでのパフォーマンスや、ルーマニア音楽での循環呼吸などにビックリしたものだが、その21世紀版を見るようだ。 そういえば、今年のミュンヘン国際コンクール・クラリネット部門の課題曲が、このフレストの新作。右手トリルキーを使って高音域の重音に微細動を与えるテクニックが、YouTubeの映像でも見られる。 ※Photo by Bodil Sunden, reprinted from "http://www.martinfrost.se/".
by hornpipe
| 2008-11-28 22:33
| クラリネット
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