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ハチャトゥリアンのトリオを経験して以来、レパートリーの開拓を少し図っている。現在はミヨーの「組曲」(vn、cl、pf)に挑戦中。
クラパートはハチャトゥリアンほど難しくはない。ヴァイオリンが少し弾きにくいのと、ピアノはリズムと調性がトリッキーで、「指が混乱しやすい」とはピアニストの弁。 初めて聴く人には1曲目(序曲)の出だしがチンケに聞こえる。でも合わせてみると、とても面白い。ヴァイオリンとクラは両方ソプラノ楽器で、しかも曲の音域も高いのに二つが不思議とよく溶け合う。 「序曲」のタイトルと、バロックのトリオソナタのような譜ヅラから、いかめしい音楽を想像すると、これが大違い。ラテン風の賑やかでお祭り的な音楽だ。どこかファリャを思わせる。 2曲目(ディベルティスマン)はとても素敵だ。ヴァイオリンとクラによるおとぎ話風の対話に始まる。 つづいてクラとピアノが子守唄風のメロディを奏でる。 とても癒される曲だ。 3曲目(Jeu)はヴァイオリンとクラだけで、ストラビンスキーのように諧謔的な掛け合いを演じる。 2曲目と3曲目を合わせてアンコールピースにもよいのでは? 4曲目(序奏とフィナーレ)は重々しい序奏で始まる。 この序奏は音楽的にもかなり深そうで、研究が必要。 フィナーレは一転して超軽いノリ。 途中ブギウギ風の軽薄なフレーズも顔を出し、それほど盛り上がることなく、最後は静かに終わる。 ミヨーは南仏のイメージが濃い作曲家だが、この曲はスペインかカリブの臭いがする。曲の由来はまだ調べていない。
by hornpipe
| 2008-11-26 22:24
| クラリネット
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