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前記事ではスロートのラからシやドへの移行の話が中心になりましたが、もちろん、音域を越える難しさの問題は他にもたくさん存在します。ここに、もう一つの例題を提示しておきます。
雑誌「パイパーズ」で、ナイディック=大島さんのクラリネット講座を連載していますが、そこで引用されたレスピーギ「ローマの松」の大ソロです。 譜例に1st、3rd、5thとあるのは、それぞれ第1倍音、第3倍音、第5倍音の意味で、この倍音の変わり目をレガートで上手に吹ければ、こうした問題とは無縁です。 もし問題を感じたら、前記事のいずれか(あるいは全部)の方法を試してみることをお勧めします。 画面をクリックすると、鮮明な拡大画像が出て来ます。読み取りにくい場合はどうぞ。 「舌を上げる」という補正行為は、じつはちょっと難しいテクニックで、このテクニックを使う前に、口が必要十分にリラックスできていないければいけません。 息の通り道はあくまで太くして(ただし、口の中を拡げ過ぎない)、それを保ったまま音域を上下する際の補正手段として、舌を「ちょっとだけ」使うということです(例=上の倍音に上がった際に、下の倍音がブーと出たりしたとき)。
by hornpipe
| 2008-10-24 23:28
| クラリネット
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