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ベルや樽を変えれば、吹いた感覚はまず間違いなく変わる。
むかしは物が少なく、試すチャンスがなさ過ぎた。そんなところへ、カナダのバックンは形や色どりも様々な樽やベルを並べ、「ご自由に試して!」とやって大ブレークした。 私が持っているバックン・ベルはグレナディラで、リング部分はココボロ。普通のベルより重く、フチの部分がぼってりとメタボ形をしている。その形から「長靴を履いたネコ」を連想してしまうのはなぜだろう。 ・全体に音が柔らかく、落ち着いた感じになる。 ・スロートからレジスターへの変わり目がスムーズにつながる。 ・音が均質に揃う気がする。 ・抵抗感がやや強くなる。 ・楽器が重くなる。 というのが、今のところの感想だ。実際にどう聞こえているのか知りたいが、みんな「面白い形!」と笑うばかりで、音のことは言ってくれない。 ベルの質量は重いほど良い、とクラリネットの専門書(英)に書いてあった。根拠は書いてなかった。 でも軽いベルだって立派に存在している。現在のブーリツァーのベルは本体より軽いココボロ製だという(黒く塗ってある)。セゲルケのベルも軽い方だと思うのだが、セゲルケ本人は否定していた。 形と質量とのバランスが大事なのだろう。とくにフチの部分が響きに最も影響するそうだ。金属リングがあったりなかったりするのはそのせいか。 バックンベルを普通のベルに変えると、上管のスロートあたりの音がてきめんに影響を受ける。まるで下と上がツボの経絡でつながっているみたいだ。
by hornpipe
| 2008-10-08 22:45
| クラリネット
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