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ヤンセンに触れたついでに、ジュリアーノ・カルミニョーラ(Giuliano Carmignola)のこともぜひ。モダン楽器でキャリアを積んだ人だが、古楽器も習得し、いまはレパートリーに応じて見事に使い分けている。
アバドがイタリアで創設(?)した精鋭集団、モーツアルト管弦楽団のコンサートマスターをつとめる。YouTubeにアップされているブランデンブルク3番では、バロックヴァイオリンを駆使する彼とメンバーたちの前で、アバドがいささか居場所がなさそうな雰囲気で指揮しているのが面白い。 ヴィヴァルディの協奏曲では、バロックヴァイオリンで超絶的な「弓跳ばしの術」を披露し、圧巻だ。2連、3連、4連の細かな音符がどんなにハイスピードでも決して均等に弾かず、アーティキュレーションを伴うので、早口で喋っているように聞こえる。 ブラームスのドッペルコンチェルトではモダンの弓で弾きながら、やはり「こする」より「跳ばす」方が得意そう。 彼の楽器は17世紀のオリジナルで、モダンの手が一切入っていないというから、バロックでも弓と弦を替えるだけなのかも知れない。
by hornpipe
| 2008-08-01 22:51
| 音楽一般
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