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開演10分前に舞台袖に集合。
緊張症の私は、立っているのも辛い、という時期があったのに、先日のオケ定期本番は余裕でまわりの人たちと談笑し、先頭を切って明るいステージに出て行った。 プログラムはチャイコの4番。嫌なソロが数箇所。とくに第3楽章のある2小節はGPでも決まらなかったのに、本番では何とか通過。終わってからエキストラをお願いした2番クラの方に、「目立つところ、ことごとく決まったね!」と声をかけられた。 「本番でアガらないって、こんなにも気持ち良いものか!」と思ったのは10年ほど前の室内楽コンサート。この時はリハーサルで猛烈にアガりまくり、その嵐が過ぎ去った頃に開演を迎えた。 アガりには波があるとこのとき知って、以後、その調整に務めてみたが、もちろん上手くいくはずもない。「カツドンがいいよ」「高たんぱくのものがいいよ」と人から聞き、こっそり本番前に口に入れてみたら、これは全くの逆効果だった(興奮作用があるらしい!)。 転機は突然にやって来た。思い立って睡眠薬(ハルシオン)を服用してみたのである。 結果は……、開演前の舞台袖で訳が分からず愉快な気分になり、一人でげらげら笑っていた。そのままアガることなく本番を終えてしまったから、いけない。以来、ドーピング漬けになってしまった次第。 最近は少し勉強し、医師に処方してもらったクスリを本番1時間前に服用している。 指先が震えそうなときは「セルシン」、不安でたまらないようなときは「レキソタン」が効く。睡眠薬系は、やはり後で眠くなるのと(車を運転して帰るようなときは厳禁です!)、思わぬミスを誘発することが多いので、お勧めしない。また、市販薬は作用が強いものが多いので、これも避けた方が無難。 過度の緊張症の人は、近くの開業医で相談してみるとよい。思いのほか簡単にクスリを処方してくれます。今のところクスリの副作用を自覚したことは、まだ一度もありません。 お大事に。
by hornpipe
| 2006-05-30 23:41
| 音楽一般
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